2014.09.03

体験をとおして知ること

韓国舞踊の公演のDMやパンフレットを制作をしました。
これまで韓国舞踊というと、華やかなチマチョゴリのイメージくらいで知識に乏しかったのですが、出演する方々とお話をしたり練習や公演を拝見するうちに、朝鮮半島という土地や風土に根付いた文化なのだなぁと、とても興味を持つようになりました。
重心を低くとる動作や足先や指先など細部で表現するあたりは、能などの日本の芸能にも通じるところがありながら、どこか大陸的な、内に秘めた底力を感じます。
節回しも独特で、カヤグム(お琴のようなもの)やチャンゴ(太鼓)などのリズムと舞踊がひとつになって、風景が目の前に広がってくるようです。
ソロで踊ることもあれば群舞もあるのですが、共通しているのは、それぞれの個性を引き出す表現であること。
背が高い人、低い人、華奢な人、ふくよかな人、それぞれがとても魅力的に見える動きをしている。
衣装の色合いもその人にぴったり合ったものが選ばれていて。
お話を聞くところによると、韓国では『個』をとても大切にするのだそう。
伝統芸能といった、形式的な、抑制された表現の中にあって、今を生きるひとりひとりの鼓動を感じる。そこが魅力なのかもしれません。
知っているようで知らない、実際に体験しないと感じられないものはたくさんあるなぁと、デザインを通していろいろな世界に触れられるということはしあわせだなと感じます。

korea.jpg
< Prev ページトップへ戻る < Next